●とうとう漢方医との面談

 漢方も3つめを試した段階で、漢方探しに行き詰まりを感じ始めたのと、最近 仕事が楽になり時間にも余裕ができたので、まじめに漢方薬局で、漢方薬剤師に相談しながら漢方を選んでいこうという気になり始めた。
 東京の職場近くの漢方薬局で、勤務時間終了後に、行ってみた。 本来なら時間を予約していくもののようであったが、そうせずに行ったら、生憎相談者が多くて、なかなか時間が回ってこなかった。1時間半ほど待ってようやく、相談に応じていただいた。 事実を伝え忘れると誤診につながるので、ありったけの症状を書いた紙を用意し、それに基づいて現在の状況を説明した。
  ↓これは二枚ものの内の一枚(PC表示画像)
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 漢方医は本場中国の人であり、若干日本語の理解に無理はあった。 それでも紙に書いているので、事実は伝わるかと思っていたが。。。
相談したときは、若干便秘気味だったので、それに大分影響された感じである。何しろ漢方医が何が今一番苦しいのか言ってくれと苛立って言うものだから、ついつい便秘みたいな症状ですといってしまったのである。

処方されたものは、

 ①半夏寫心湯
 ②小柴胡湯
 ③丹仁

 ①、②は下痢にも、便秘にも効く漢方で、半夏や柴胡が主剤の漢方で、これはストレスによる症状を大分意識したものになっている。 ③は舌の診断で於血があり、出されたものである。当然これまで試した漢方が効果が今ひとつであることは伝えているため、同じものが出てくることは無かった。
 結局、下痢か便秘かはっきりしないので、そのどちらにも当てはまるものが選択され、またサラリーマンなのできっとストレスの影響だろうということで、自律神経に効きそうなものが配合されたということである。 ちょっとひかかったのは、半夏寫心湯が、体に熱が溜まった人向けであること。 自分の場合は便臭やおなら臭などがないため、そういうタイプではない。
 なお、この漢方薬局は煎じ薬ではなく、エキス剤といって、粉末にしたものを用意してくれるので、服用の手間はかからない。

 とりあえず、1週間分の調薬してもらい様子を見ることにした。 服用翌日から確かに便通は良くなったと言うか、よく出すぎてコントロールが効かない。 またガスの回数が少なくなったが、逆にその分が便になった感じである。 ガスならトイレがなくてもできるが、便はトイレなしではできない。 コントロールできないのが不安になってしまっていた。精神作用のある小柴胡湯も全く効いている感じがしない。
 朝の通勤を楽にする目的で漢方治療を始めたのだが、これだと、漢方服用以前より辛くなってしまう。

1週間後に再度漢方医との相談を予約していたが、疑心暗鬼になりキャンセルしてしまった。以後はいまだにその店に足を運んでいない。

●IBSと漢方 人参湯

 ここまで試した漢方は、桂枝加芍薬湯と四逆散であり、どれも効果がいまひとつである。 最初は桂枝加芍薬湯で快方に向かうかと期待したが、2ヶ月ほども飲んで効果がある程度に留まったままでは、完全な状態ではない。 
 朝方の通勤電車内での苦痛からはどうにか逃れたいし、今のままでは満足に出張さえできない状態ではあるが、午前中を過ぎると割りと大丈夫な事もあって、他の人よりはいいかなあなんて思っている。   本当に急を要するのであれば、漢方薬局で、体質を診断してもらい、その体質にあった漢方薬を処方してもらうほうが手っ取り早いのではないかと思ったりもする。 しかし一方では、漢方薬そのものがえらく高価だったり、自分でも説明しがたいこの症状を漢方医がちゃんと理解してくれるかなどの迷いもあったりして中々できない。

 ネットで漢方を検索する際に、漢方相談をネットでやってくれるホームページが見つかった。 いくつかある中から2箇所を適当に選んで、診断してもらった。 その中のひとつに「人参湯」を勧めるところがあった。 理由はこうである。 無色透明の尿がよく出る人というのは、体が冷えているためであり、これが原因で軟便や下痢になる。人参湯は、内臓を温め、尿の水分調整もしてくれるようである。 桂枝加芍薬湯で効果がいまひとつの場合に人参湯を併せて飲むと良いとのコメントだった。

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 今まで内臓の冷えなど、一度も意識したことは無い。 とはいいつつも冷たい水や冷たいものは、一度口に含んで温めて飲んでいたし、運動した後、冷たいものを一気に飲むと下痢気味になったりすることもあった。 但し冷たいものを飲んでも大丈夫な時もあり、それが物事をわかりにくくした原因である。

 人参湯は、主剤である人参が体を温めるわけではなく、共に配合されている生姜(乾燥させた生姜:乾姜)が、体を温める役割を持つ、人参そのものは、内臓に元気を与えるものである。 その他に体の中の水分調整をしてくれる白朮ないしは倉朮が含まれたものである。 だから頻尿などにも良い。

 管理人の場合は、人参湯の服用により、頻尿気味が良くなった。 しかし朝の排便後の便意は改善しない。 尿の出が抑えられた分、ガスや便意が溜まるような感じがした。尿が出れば、排出感があって便意も収まるものが、それが収まっていない感じである。 ただ、ガスや便意がたまって、いよいよ排出となったときには、少しガス爆発的になるが、排出後の爽快感は久方ぶりに味わうものがある。
 人参湯をしばらく服用していたら、体の手足が暖かくなった感覚がある。 それはそれで効果としては悪くない。 元々冬になると手足の先が中々温まらなくて困っていたので、ちょうど良い。

 人参湯は、漢方薬の中では飲みやすい類である。 生姜の味が濃いためであろう。効果は微妙であるが、夏に冷たいものの飲みすぎでお腹を壊したときには、結構いい薬になるに違いない。

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●IBSと漢方 四逆散

 過敏整腸症候群は、腸の機能低下以外に、ストレスが大きな原因になっているケースが多いようである。 ストレスが自律神経を失調させ、その失調が下痢や便秘という症状で現れてくるということである。このブログで、自立訓練法なるものも紹介したが、それだけストレスとIBSは気っても切れない関係なのである。
 管理人は、普段ストレスは、それ程感じることも無かったが、いつ下痢になるかわからない状況がストレスになってしまうという話もあり、いくらかそれも原因なのかなあと思っていた。 
 西洋医学なら精神科に行って薬を処方してもらうのだろうが、漢方では、なんとその辺りもカバーしているようである。薬局にいくと「加味逍遥散」とか婦人病の漢方が棚に並んであるが、これはそもそもイライラなどのストレスで便秘がちになったご婦人方用の漢方なのである。
 
 漢方では、ストレス状態にあることを、「肝気鬱結」という耳慣れない言葉でよんでいるようである。これは、ストレスによって気の流れが滞り、それがイライラ感や便秘などの症状を起こすようであり、この気の流れをつかさどっているのが「肝」であることから、そのような名前が付いているようである。これを改善する漢方薬メニューは豊富である。 「四逆散」は、サイコという生薬を主成分とし、これにお腹の調子を改善する生薬が適度に配合されているようだ。
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 以下は服用の結果である。やはりこれといった効果は認められなかった。 またこの服用によって悪くなった症状も無かった。 唯一改善したように感じたのが、便通である。 切れがよくなった感じがした。今までは、常に圧迫された感じの便通で、便も細くなりがちで切れも悪かった。 それが、最後の切れのところだけ改善したのだ。また念のために、桂枝加芍薬湯と一緒に服用もしたが、これも大きな変化は無かった。
 副作用的なものは特になかったが、しばらく服用して後に服用を中止した際は、倦怠感がおぼえた。サイコ剤は「気」を発散させるものなので、体から元気が抜け去ったためと、漢方的には解釈しているがやや腑に落ちず、原因は不明である。 
 管理人のIBSは、ストレスは大きな原因とはなっていないと、うすうすは感じていたが、この服用によって証明した形となった。 その意味でも無駄な服用ではなかったかと考えている。

 ただ、後になってわかったことであるが、ストレスが原因となって症状に表れるものは、、「肝気鬱結」だけでなく、一般的には「気滞」という名称で、体の上部から「胸気滞」「胃気滞」「腸気滞」があるらしく、それぞれにふさわしい生薬が別々に存在するらしいことがわかった。 サイコ剤は、どちらかというと「肝気鬱結」向けのもののようである。 これについては別途詳しく述べることとしたい。

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●IBSと漢方 先ず桂枝加芍薬湯

 先入観が邪魔をして、手を出す気にならなかった漢方であるが、いまやIBSに関しては西洋医学も全く当てにならないことがわかった。 かといって漢方も西洋医学ほど理論的ではないので、お金と時間を労すだけの意味のあるものなのか疑問である。また今までの先入観では、漢方は飲み続けないと効果が表れないと聞く。しかも価格的にもバカにならない。
 しかし一方では、ものの本を読んでみると、過敏性腸症候群は漢方との親和性が極めて良いようなことも書いてある。 漢方で少しでも今の状態が改善できるなら少しの投資は惜しまない。
 ということで、ネットで漢方とIBSをキーワードに調べてみることとする。 今まで気が付かなかったが、「IBS」とか「胃腸虚弱」だとか「下痢」、「便秘」などと「漢方」を引っ掛けて検索するとぞろぞろと情報が出てくる。 これ程までに胃腸と漢方が密接に関わりあっていることをはじめて知ることになる。

 そして、その中から、「桂枝加芍薬湯」なるものが、過敏性腸症候群に効く最も定番の漢方であるらしいことが判明することになる。 どんな症状に効くかが書いてある「適応症」の所には、お腹が痙攣して痛み、しぶり腹のあるものに効くらしい事が書いてある。自分の症状に照らし合わせると、日常のお腹の痛みはないが、ただ便意がでてくると我慢ならないくらいになる。お腹が痛いのかは良く分からないので、この部分は症状に合っているのかどうかは良く分からないが、次のしぶり腹のところは何となく、一回の排便で済まない事が多いので、そうなのかなあという感じはある。 自分の症状にあっているかどうかはいまひとつよくわからないが、一応、ネットでは過敏性腸症候群の人に最も馴染みのある漢方だということが書いているので、一応自分も内科で「過敏性腸症候群」という病名を下された身分でもあり、きっと効くだろうとの思いで、これを試すことに決めた。

 ということで早速薬局に買いに走るのであるが、実はこの手の漢方薬は薬局で取り扱っていないのである。漢方薬自身はいろんな種類のものが売られているが、殆どが婦人病向けや通常の胃腸薬関係である。一般的な急性の症状で人気の高いものしか扱っていないようである。 桂枝加芍薬湯は一般的ではないのである。 その場合、漢方専門の内科にいって処方してもらう手もあるようだ。
 管理人の場合は通販を利用した。薬事法の関係で無闇やたらに購入はできないが、服用経験があり副作用などが認められない場合などは購入ができるようだ。 
 無難な方法は、漢方内科で処方してもらう方法や、漢方薬局で自分にあった漢方を処方してもらう方法である。何らかの事情でそれができない場合に、自己責任の下、強引に通販を使うのであろう。

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 以下は「桂枝加芍薬湯」の服用結果である。 これで25年来の悩みが解決できるのではないかと期待を膨らませつつしっかりと一日3回食前服用を心がけた。
 効果は早速現れた。漢方というとしばらく服用しないと効果がでないものかと思っていたが、意外に即効性は高い。飲んだ翌日には変化が現れる。 そして2週間も飲めば効く薬かどうかは大体察しは付くようである。 その効果は以下の3点である。
 ①昼食後、1,2時間経過後の激しい便通が殆ど無くなったこと。
 ②その便通が来ると水様便になるまでトイレの行き来となるが、その頻度が減ったこと
 ③便通そのものに切れが出てきた。 また出やすくなった。
但し、以下の点は改善されなかった。
 ④朝方の排便後に引き続く便意。
 ⑤上記3つの効果が完全ではない。昼食後のお腹の違和感は残ったまま。
また、以下の悪い点も新たに発症した。
 ⑥ウォーキングなどの運動を1時間ほど継続すると下り気味になる。
 ⑦宴会等でお酒やビールをある程度飲むと下り気味になる。
 この結果は、たぶん「桂枝加芍薬湯」が自分の体質にぴったり合ったものではなかったということなのだろう。 この漢方の主成分から、今回の状況を少し分析してみると、 まず芍薬が腸の蠕動運動を改善することで、便通がよくなり、また桂皮により内臓を温めたことが、下痢などの便通を改善したことが想像できる。ただ自分の症状にはこれだけでは不十分だということのようだ。症状分析と、それにあった生薬選びが必要である。

 あとで、分かった事であるが、桂枝加芍薬湯は、極度の緊張状態が続き、そのせいで、お腹が痙攣のように突っ張って痛む時に使える漢方である。IBSはストレスとの関係が強いため、IBSには桂枝加芍薬湯を先ず使ってみるという慣習ができたのかも知れない。
 管理人のように25年も続くと慢性化して中々効くものでもないようだが、割と初期症状のIBS患者には意外に効くケースが多いのかも知れない。

 なお、桂枝加芍薬湯は楽天市場でも多くの店が扱っているようである。↓
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●養命酒を試してみる。

 20数年も医者に通わず、素人診断と市販の薬と運動と規則正しい生活で、何とか乗り切ろうと頑張ったが、改善するどころか益々悪くなっていくばかりであった矢先に、 イリボーなるIBS特効薬に刺激されて、期待満々で医者に通うことにしたのだが、これもかなわず絶望の淵に落とされてしまった。 

 もうどうすることもできないのか?

 諦めるのは、まだ早い。 とりあえず原点に立ち返って、自分の症状を振り返ってみる。 このIBSを発病したのは、今から25年以上も前になる。 夜更かしして、便通がおかしくなった。 その後、ちょっとした水分を取るだけで下痢になってしまった。 その年齢は20歳代で、無理のきく年齢であり、無理しすぎてそうなってしまったのだが、そうならない人もいる。 ということは元々腸が弱いのではないか? そういう意味では、小中学生の頃は、お腹がおかしくなって休むことは度々あった。 他の部位がどちらかというと体力があり、健康体なので、内臓(特に大腸)も丈夫だと勘違いしがちであるが、実は体力の割りに腸が弱いのかもしれない。 そのアンバランスが無理をさせ、腸をおかしくさせたのかも知れない。

 そう考えると、腸を丈夫にするものを服用してはどうか?

 ヨーグルトは既に実証済みであり、何日か続けて食べたことがあるが、改善の兆しはなかった。 むしろ下痢っぽくなったので、今では食べることに慎重になっている。 どうも乳酸菌系の食べ物は、今の自分の体には合わないようである。

 胃腸を丈夫にする他のものは?

 自分の知る限りでは、養命酒がある。 以前も飲んだような記憶があるが、あまり効果がなかったので直ぐに止めてしまった覚えがある。元々腸の弱い自分には、長く続けて少しづつ改善していくような漢方系のものがいいのかもしれない。 漢方は養命酒以外には未体験の分野でもあるし、何か得るものがあるかもしれないとの思いから試してみることにした。

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 養命酒は、普通のドラッグストアで大瓶1000ml入りのものが1500円程度で買える。 一回20mlで一日3回(実際には朝と夜の1日2回しか飲めない)服用するので、大瓶一つで20日程度もつ。 価格的にもあまり負担にならない。

 早速試してみた。 一回の服用量が少ないせいか、特に大きな改善の兆しは見当たらない。 しかし気持ちの問題かもしれないが、お腹の近辺が調子良い感じはする。 さすがに毎朝の残便感は完全には抜け切らない。 昼食後の我慢できない便意は、ポリフルを止めたせいもあるが、少し改善したような気がする。 しかしいずれも知覚できるレベルが、この養命酒の効果かどうか良くわからないレベルである。とりあえず2ヶ月ほど継続してみたが、進展せずといった感じである。

 この養命酒の服用は2ヶ月程度で終えることになるが、効果が無かったからではない。 それ以上の効果が期待できそうな漢方薬が見つかったからである。 元々養命酒には複数の漢方薬が入っているが、何しろ量が少ないのである。 その漢方薬とは腸の改善、便通の改善に焦点を当てたものである。

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●ポリフル体験記録

 医者に処方してもらった薬は、便調整用のポカルボフィルカルシウム、胃薬用のガスモチンとガスターの3つであるが、元々胃周辺はあまり違和感がないので期待もしていなかったし、場合によっては服用を止めることも視野には入れていた。 しかし万が一ということもあり、3つの薬を服用して様子を見た。

 胃の薬であるガスモチンとガスターは服用しても、特段の効果も違和感も無く、しばらく服用はしたが、1週間程度で止めた。 わずかに感じられた効果は、お腹が空き、食欲が増すような感覚は確かにあった。 しかし元々胃には違和感はなかったため、服用によるリスクが気になって早々に止めてしまったのである。

 ポリフルは、顆粒状のものを処方されたが、どうもポリという名前から、プラスチックを飲んでいる感覚がが頭から離れず、一気に水で流し込むしかなかった。 飲み口はお世辞にも良いとはいえない。 味は甘口になっているが、プラスチックを飲む感覚はどうも苦手である。 時に吐き気をもよおしてしまうくらいである。 とはいいつつも継続して飲まないと効果は確認できないので一日3回食後の服用を頑張った。
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 服用の最初の頃は、便量が増えた感覚があり、食は少なくても毎朝一定量の便量はでる。また最初のうちは便の切れが良くなった。 朝の残便感も、少し良くなった気がした。 継続すればこのまま快方に向かうのではないかと期待も膨らんだのである。

 とりあえず、医者に処方された2週間分を飲みつくし、次の2週間分を処方してもらった。 しかしながら以降は決してそれ以上の快方に向かうことはなかった。 継続してしっかり飲んでも、決してよくならず、まず、毎朝切れがよかった便も、いつもの便秘気味と残便感に悩まされる状態に戻ってしまった。 決定的は、昼食後の我慢できない便意まで戻ってしまったことである。 せめて、これだけでもなくなれば、このポリフルを使い続けていたかも知れない。 飲んでも、飲まなくても元のままだと、これ以上服用する意味が無いのである。
 こういう薬にいつもある「慣れ」である。 これまでも色んなものを試したが、最初の期待はいつも裏切られてしまう。 世の中には、このIBSに効く薬はないのではないか そう思わせる服用体験であった。

●過敏性腸 IBSの確定診断

 自分の腸の不具合が過敏性腸症候群(以下IBSという)であるという前提で、このブログを何年か書き続けているが、実は医者に通って確定診断されたわけではない。 人間ドックで、2回も腸の内視鏡検査をして、全く異常がないので、たぶんIBSだろうとの自己判断である。 まあたぶん間違いないとの確信もしているのだが、ここは一度正式診断を受けてみることにしよう。 と思い立ったのが2010年5月である。

 実は、医者に行く気になったのは、あるきっかけがある。 アステラス製薬のIBSのCMである。 ホームページを見ていると、何か良い薬ができたらしい。 その薬を出している近くの胃腸科内科に行くことにしたのである。 近所では良く知られた医院で、ある有名人が遠くから新幹線を乗り継いで通って来るくらいの名医である。ただ、残念ながらその分野が違う臓器ではあったのだが。

 行った初日は、病状を説明して、IBSで間違いないだろうとのこと。 但し検査をしないといけないので、検査日の予約と、検査用食事を準備してもらう。 併せて薬も出してもらった。 出してもらった薬は以下に示す便通改善用の薬と胃の薬であった。


●便通改善用:ポリカルボフィルカルシウム(略してポリフルという)
●胃腸薬:ガスモチン
●胃腸薬:ガスター
 当初目論見のアステラス製薬の新薬であるイリボー錠は、どうも向いていないらしい。確かにこれは下痢型IBS用なので、自分の最近症状には合わない。 しかもイリボー錠は使用が難しいらしい。どう難しいかは良くわからないが、腸の動きコントロールする物質を抑制したりするので、細かな制御の面で難しいのかもしれない。 ましてや症状にあわないとすると使わない方がいいのであろう。
 調合されたポリフルは、便秘にも下痢にも効くらしい。 ポリが腸内の水分を吸収し、良い感じの水分を保ち、便の元になる材料を提供してくれるようである。 体には優しそうである。 この薬の効能体験は別途報告することとする。

 一方、検査の方であるが、今だ経験したことのない腸のバリウム検査である。 前日から、渡された検査用食事(粥類)を取り、当日は、朝から検査にのぞむ。
 検査前に肛門付近に穴の開いた紙のパンツと検査着に着替え、胃のバリウム検査時と同じような検査台に乗る。 肛門にゼルのような潤滑剤(見えないので良くわからない)を先ず塗られ、バリウ ムや液がもれないように肛門付近にバルーン(風船)を付けられる(これも見えないので良くわからない)。
 その後バリウムや空気が送り込まれ、腸全体のレントゲンを取られるのである。 何度も体をくねらせられ、空気を送り込まれ、胃の検査と比較して割合長く感じた(20、30分位か?)検査であった。
 1時間ほどして、診察室に呼ばれ、いよいよ確定診断である。 他に悪い所があるのではと不安な時間であった。 
 素人目にはレントゲン写真をみてもさっぱり分からない。 何枚も撮影された写真は、良く写真や絵で見る腸の形にはなってなくて、どれがどの部分か、あるいは裏側まで写っているので、表か裏かも良くわからない。 さすがに医者がみると良くわかるらしく、結局小さなポリープ一個だけと、ちょっと盛り上がったコブが一個見つかっただけであった。 ということでここでも正常が確認できたのである。