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●IBSと漢方 四逆散

 過敏整腸症候群は、腸の機能低下以外に、ストレスが大きな原因になっているケースが多いようである。 ストレスが自律神経を失調させ、その失調が下痢や便秘という症状で現れてくるということである。このブログで、自立訓練法なるものも紹介したが、それだけストレスとIBSは気っても切れない関係なのである。
 管理人は、普段ストレスは、それ程感じることも無かったが、いつ下痢になるかわからない状況がストレスになってしまうという話もあり、いくらかそれも原因なのかなあと思っていた。 
 西洋医学なら精神科に行って薬を処方してもらうのだろうが、漢方では、なんとその辺りもカバーしているようである。薬局にいくと「加味逍遥散」とか婦人病の漢方が棚に並んであるが、これはそもそもイライラなどのストレスで便秘がちになったご婦人方用の漢方なのである。
 
 漢方では、ストレス状態にあることを、「肝気鬱結」という耳慣れない言葉でよんでいるようである。これは、ストレスによって気の流れが滞り、それがイライラ感や便秘などの症状を起こすようであり、この気の流れをつかさどっているのが「肝」であることから、そのような名前が付いているようである。これを改善する漢方薬メニューは豊富である。 「四逆散」は、サイコという生薬を主成分とし、これにお腹の調子を改善する生薬が適度に配合されているようだ。
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 以下は服用の結果である。やはりこれといった効果は認められなかった。 またこの服用によって悪くなった症状も無かった。 唯一改善したように感じたのが、便通である。 切れがよくなった感じがした。今までは、常に圧迫された感じの便通で、便も細くなりがちで切れも悪かった。 それが、最後の切れのところだけ改善したのだ。また念のために、桂枝加芍薬湯と一緒に服用もしたが、これも大きな変化は無かった。
 副作用的なものは特になかったが、しばらく服用して後に服用を中止した際は、倦怠感がおぼえた。サイコ剤は「気」を発散させるものなので、体から元気が抜け去ったためと、漢方的には解釈しているがやや腑に落ちず、原因は不明である。 
 管理人のIBSは、ストレスは大きな原因とはなっていないと、うすうすは感じていたが、この服用によって証明した形となった。 その意味でも無駄な服用ではなかったかと考えている。

 ただ、後になってわかったことであるが、ストレスが原因となって症状に表れるものは、、「肝気鬱結」だけでなく、一般的には「気滞」という名称で、体の上部から「胸気滞」「胃気滞」「腸気滞」があるらしく、それぞれにふさわしい生薬が別々に存在するらしいことがわかった。 サイコ剤は、どちらかというと「肝気鬱結」向けのもののようである。 これについては別途詳しく述べることとしたい。

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