●尿意と過敏性腸症候群の関係

 過敏性腸症候群が自律神経の不調によるものだということを、改めて認識させられる症状がここ近年観測されるようになった。

 「尿意」である。 とても近いのである。 水を飲めば1時間後には、トイレに行きたくなる。 しかし、尿の量はそれ程多くない。 しかし尿意は相当ある。 我慢できないほど尿意がある場合もある。 尿意はあるのに、頻尿であるため切れも悪い。 だらだらした感じである。 
 一度、この尿意が停まらなくなったときがあった。 ビールを飲んだ後だったが、尿は出きったが尿意だけ残ったのだ。 このときにはあわてたが幸いにも一度きりで終わった。

 「尿意」と「便意」は、感覚的には連動している感じがする。尿意が便意(下痢)に変わる感覚なのである。従って尿意を我慢すると便意(下痢)に変わりそうなので、ほっとくわけにはいかない。 便意のコントロールの行き過ぎが「尿意」なのかも知れない。

 過敏性腸症候群の初期の頃は、ちょっとした水分で下痢をした。 従ってこれをコントロールするために水分摂取を抑制をしてきた経緯がある。それを15年以上も続けた。 体はあまり水分を要求しなくなったが、水をあまり飲めない体は健康的にも厳しい。 お酒も十分に飲めないからだ! 従って、これを克服するために、運動で体の代謝力を高めながら、併せて水分摂取を可能な限り行ってきた。 そして通常の人と同じ程度の水分摂取は可能になったのである。
 「異常な尿意」は、この治療の過程で出てきた現象である。 水分を要求しない体に無理に水分を供給したことが、尿意に過敏な反応を促したのかもしれない。 今までは過剰に摂取した水分は下痢に変わって排出される所が、尿意が活性化されることにより、尿での排出に変化したのかもしれない。
 色々と良く分からないし、説明もつかないが、結局この辺をコントロールしているのが自律神経なのである。 過敏性腸症候群の便意も自律神経の不調であれば、この尿意も同じ自律神経の不調によるものである。 下痢がおさまってきたら、今度は多尿である。 この病気は一生付き合うつもりで接しないといけないとよく言われるが、まさにそういう感じである。


 
 

●過敏性腸症候群とストレス

 管理人が過敏性腸症候群を自律神経の乱れが原因で起こる病気として中々受け入れられなかったのは、 そんなに過度なストレスの状況になかったからである。 人間は確かに過度な緊張状態やストレス状態にあるとお腹が「キュッ」と痛くなったりする。何となく神経とストレスは関係しあっているのが実感できる。 その緊張が持続すると「下痢になるのかなあ」などと漠然と理解できる。
 しかし管理人の場合は、そのストレスや緊張がない、とてもリラックスした状態でもいきなり下痢をしたりするケースが相次いでいた。 このため過敏性腸症候群ではなく、単にお腹が弱いだけではないかとも思ったりしていた。

 上記のことは自律神経を正確に理解していないために起こる誤解である。 自律神経は確かにストレスや緊張などで乱れるが、 それよりも不規則な生活により乱れる確率の方が高いのだ。
 自律神経には、昼間に活発に働く交感神経と、夜に働く副交感神経がある。 それぞれがきちんと機能するような生活をしていれば、これが乱れることはないのである。 交感神経は活動=エネルギー消化の神経、副交感神経はリラックス=エネルギー蓄積、排泄の神経といわれている。 お腹に特に関係しているのは副交感神経で、夜に活発に働き始めて、朝には便を排泄するというサイクルになる。
 従って、生活パターンが乱れてくると、交感神経と副交感神経の切り替えがうまく機能しなくなって、朝にあるべき便意が急にきたり、こなかったり、ずっと続いたりするのである。

 過敏性腸症候群の克服は、この乱れた自律神経をいかに正常状態に戻すかが治療のポイントになる。ストレスで乱れた人にはストレスを取り除けばよいし、生活習慣で乱れた人は生活習慣を正常な状態に戻すことである。

 管理人の場合は、確か20年頃前に発症したのだが、夜更かしをした翌日だった。 その前にも夜は遅いし、夕飯は遅く食べるしで、生活はかなり乱れていた。
 同じような生活をしていて発症する人もいれば、発症しない人もいるのはよくわからないが、そこは個人差しかないだろう。 諦めるしかない。

●直腸内視鏡検査

 つい先日、とうとう腸内視鏡検査を受けました。 40代後半になって、体力の減退を感じるこの頃、ひとつのけじめとして肉体も一回良く見てもらう必要があると決断したのだった。 要するに一泊2日の人間ドックを受検したのです。

 口からカメラを入れる胃カメラは、今まで2度ほど受けたことがあるので、あまり心配は無かったのですが、肛門からカメラをいれる腸内視鏡検査は初めてです。この検査は検査前に2リットルもの水を飲まされるということをうわさで聞いていたので、今までは可能な限り避けてきたのである。 「水分」は自分にとって最大の天敵であるということは以前述べたとおりである。
 検査当日は、早朝から水との戦いである。スケジュール的には朝の6時半に起きて2時間ほどかけて2リットルの「ムーベン」なる腸内洗浄剤を飲み、最後の仕上げに「水薬」なるものを飲むのである。
ムーベン  ムーベンと水薬

それにしても「ムーベン」とはうまく名づけたものである。便を肛門まで移動させるというニュアンスはまさにピッタリではないか。 たぶんそういう機能を持った下剤薬なのであろう。 味はレモン風味で若干しょっぱい感じで、口当たりは悪くないが良いともいえない。 仕上げの水薬は最後までその機能を教えていただけなかった。 しかし必ず飲むように言われたので重要な役目のものなのだろう。

 ということで、自分の場合はやや不安だったので朝五時半に起きて飲み始めた。普段は少しの水分で下痢になるはずがこの日は違った。2リットルを飲みきるまでお腹は何の反応もなし。ただ腹がやたらに膨れて、最後の一杯はおもわず吐きそうになってしまった。 そういえば前日に朝トイレに行っていない人は下剤を夜に服用したほうがよいとの話もあったのだが、自分の場合はゆるめなので大丈夫と思ったが、生憎こういうときだけお腹が丈夫になってしまったようだ。 だまって座っていてもしょうがないので、お腹をさすったり、体を動かしたりする。制限時間も1時間ほどしか残っていなかったため、あせりと不安と吐き気で大変な状況がしばらく続いたが、体ってよくできたもので、その内大きな第一波がやってきたのだった。

 最初の一波は突然だった。肛門を突き上げる(下げる?)ような激しい勢いの、土石流のようなものが無事に放出されたのである。 以降は、その波が幾度となくやってきて、その度に土石流が、土流となり、水流となっていったのである。
 自分の場合は、一旦下痢になってしまったら、その後の回復に相当の時間がかかってしまうのだが、今回の人工的に作り出された下痢状態の場合は、割合回復は早かった。 ただ残便感はしばらく残った。 最も不安だった水との戦いは何事もなく無事に済んだ。 もうここまでくれば大丈夫である。

 検査は、事前に渡された、お尻の所が割れた紺のトランクスを履いて行うので、そう恥ずかしくもない。
検査用トランクス

 検査時は検査着を脱いでトランクスになって、ベッドに横になりお尻を突き出した状態で臨む。 肛門の所に潤滑剤が塗られたようだが一瞬だった。内視鏡を肛門から挿入するのもためらう時間がないほど一瞬だった。うめいている暇が無いほどである。 肛門を通過すれば後は割合楽である。ただ、腸が曲がった部分を通過する場合だけ、腸壁を突き上げてしまうため、若干の痛みが発生する。 一番の心配は検査途中で下痢がおこらないかである。 腸内をパイプがうろうろするわけですから、その刺激で下痢が発生しないとも限らない。 結果は大丈夫でしたが、ただ人によっては検査途中でトイレに行った人も確かにいたので、その辺の対策は病院側もしかり取れていると思われる。

 しかし内視鏡で眺める腸内は、本当にきれいだった。普段下痢で悩み、トイレをいききすることからは想像できないほどきれいだった。 当初は便をうまくコントロールできない腸は余程痛んだ状態だと思われたのだが。 ということで検査結果は 「良好」だったのである。 

●腸弱 素人診断

 腸弱になったきっかけは、以前述べたとおりであるが、元来、あまりお腹は強いほうではなかった。子供の頃は、よくお腹を壊した。 ただお腹といっても腸ではなく。胃の方である。 小さい頃は、吐くのは下からではなく、上からだった。
 

続きを読む "腸弱 素人診断"

●最大の弱点 腸が超弱い

 お腹がとても弱いこと。管理人の最大の弱点である。 だけど一日中ずーっと弱いわけではない。朝が最もやばい。朝食後に一回トイレを済ませて後にすぐに次の波動がやってくる。平均的に2回はトイレにいく破目になる。その後通勤するのだが、通勤途上の30分程は、次の波がきそうな不安な状況にある。 次にやばいのが食事後。これは調子による。ちゃんと規則正しい生活と回数をこなしていれば大丈夫なのだが、ちょっと不規則になったりすると食事後、すぐにトイレに行きたくなるのだ。

 あと、弱いときと強いときがある。 一般的には冷たいものにはかなり弱い。 また水分の取りすぎにも弱い。朝、冷たい水分を取ると確実におかしくなる。 しかし一方で強いときもある。水分をいくらとっても冷たいものを飲んでも大丈夫なときもある。 やや便秘に近い状態なのかもしれない。しかし便秘というほど、何日もトイレに行っていないということでもない。 強い状態(やや便秘ぎみ)へのコントロールは簡単ではない。 また大丈夫だと思っている所で、無理をするといきなりやられる場合もある。だから強い状態でも節制は必要なのである。

 その他、休みの日は下りやすく、仕事のある日の方が平常状態でいられやすい。 パソコンに長時間向かっていると下りやすいという経験データもある。 どこかに外出すると必ず下るということも以前はあった。

 やっかいなのは、どんな環境が下りやすくしてしまうのかということが厳密に管理できないこと。いわゆる体調を整えるのが厳密には難しいのだ。 例えば翌日外出する場合は、できるだけ節制するのだが、
節制したからといって確実に大丈夫かは分からないのだ。 突然やってくる場合がある。

 ということで、こんな病をもっていると、外出が難しくなる。 いや実際には外出できるのだが、気持ちが外出を控えさせる方向に働くのである。 トイレのない電車やバスは、余程覚悟しないと乗れない。

 元々生まれつきこの病を持っていたわけではない。サラリーマンの世界に入って6年ほどしてからだ。毎夜遅く帰る日が続いた。早く帰るのは週一日程度。体が酷使されていたのだ。
 ある時、友人と車で旅に出た。深夜に旅先に向かったのだが、旅の途中でお腹の調子が狂っていた。寝なかったことが響いたらしい。管理人にとって寝れないことは最大の凶器である。
 これがきっかけとなりおかしな状態が続いた。ちょっと水分を口にすると直ぐに下痢をするようになったのである。 この症状自体はかなり克服されたのだが、以来18年間、お腹が弱い状態が続いている。